アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット

目的

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ふりかえりがマンネリ気味(というか楽しくない)のでなにか打破できる内容がないか。

総評

ふりかえりにマンネリを感じていたが、これ読んでアプローチしたいことが、いっぱい見つかった。
最初に出てくる3つの段階を意識して、自分たちはどの段階か考えて、手法を検討したい。

ピックアップ

基礎編

いきなり大事なこと書いてある。ふりかえりは3ステップで順番に進める。

  1. 立ち止まる
  2. チームの成長を加速させる
  3. プロセスをカイゼンする

信頼関係がない状態で3に行くと、原因追求が発生し、隠蔽体質なチームになる可能性がある。 自分たちも改めて2を意識して、信頼関係ができているかは考え直したい。

実践編

漫画を中心にふりかえりの方法やマインドセットが説明されている。
方法や準備のところは、ふりかえり経験者なら大体理解していると思う。

マインドセットでふりかえりは「全員がファシリテーター」と記載されている。
主体的なファシリテーターはローテーションしているが、それ以外のメンバーも円滑に進めるために、発言・準備をしようと。

みんなで場を作ることが大事だなと思いました。

手法編

DAP(Design the Partnership Alliance)がとても良いなと思った。
これを決めてから始めることで、ふりかえりの雰囲気をみんなで作ることができるなと。

どんな感じでふりかえりをやるか決める

どんな雰囲気でやるか
どんな内容をやるか
全員が合意できる内容にする

etc.) 楽しく、感謝する

早速取り入れようと思う。

また起票する際は事実と感情を載せると良いらしい。

例えば「バグが出た」よりは「バグが出たことで焦った」の方が情報量が多い
「バグが出たことで焦ったのはなぜか?」を深堀りすることで、メタ認知につながるから。

また複数人が同じことを思ったのであれば、それはチームとしての課題と捉えられる。

プラスの感情も同様で、「AWSを触って楽しかった」と書き、他の人も共感できると、チームとしてのモチベーションUPに繋がる。

これも確かにその通りで、感情を載せることで情報量が増えるし、質問の深堀りもしやすくなるなと思った。

Tips編

ここはふりかえりについての悩みと回答、スクラムガイドのスプリントレトロスペクティブに触れている。
スクラムガイド2020をベースに解説されており、資料としての信頼が高い。

ポジティブという単語は「前向き」という言葉以外に、「建設的」・「実用的」という意味がある

ここらのニュアンスは大事だなと思う。
楽しさということも勿論大事だが、建設的であることは生産活動において大事だと思うので、混同しないようにしたい。
※仲が良いことと心理的安全性が高いことは違うように